人生は選択の連続、ここぞという重要な局面も、長い人生には必ず訪れます。

そんな時に必要なのは、いかに自分自身を信頼できているかということ。

自分を信頼できている人は、自分の内側に答えがあることを知っています。

一方で自分を信頼できていない人は、自分の外側に答えを求めます。

何かの選択にせまられた時、人に相談したり占いなどに頼ってしまう経験は、誰しも一度や二度はあるでしょう。

思考の整理や参考程度に聞くことは悪いことではありませんが、自分では決められずに誰かの意見で決めてしまうと、多くの場合人生がうまくいきません。

ではどうしたら自分を信頼でき、自分で決められるようになるのでしょうか？
　　　
ここで多くの自分を信頼できずに人生につまずいている人の共通点を観察すると、自分に自信がなく自分を好きになれない、孤独感や虚無感が手放せない、対人関係のトラブルを抱えている、自分自身を否定し愛せないなど、ほんの一例ですが傷付いたインナーチャイルド（内なる自分）が与えるネガティブな影響が関係していることがわかりました。

ネガティブな影響とは、過去の記憶にとらわれて自由に生きることが難しかったり、抑圧された感情や偏った感情、両親や先生など周囲の大人からの刷り込みや、思い込みによる勘違いなどから自分に制限をかけてしまっている状態です。

当然、本来の自分の感情もわからず自分に自信も持てないので自分を信頼できないし、本来持っている能力を発揮することも難しいでしょう。


このようなネガティブな影響は、インナーチャイルド（内なる自分）が負っている傷を癒やすことで、やがて解消されていきます。
それは過去に傷付いた自分を、自分で抱きしめるようなものであり、自分で小さな頃の自分を癒す感覚は、とても愛おしさを感じるものです。

このような癒しを繰り返すことは、自分と仲直りをし、自分との信頼関係を築き直すことに繋がっていきます。

自分との信頼関係を築き直すことで、自分を信じる心がどんどんと育ちます。

だからあなたの人生はどんどん好転し、より良いものになっていきます。

インナーチャイルドとは、内なる自分やありのままの自分だったり、子どもの頃の心を持ったままの自分などと言われています。

本来の健全なインナーチャイルドは、インスピレーションや思いもよらない閃きやアイデアを私たちに惜しみなく与えてくれます。

インナーチャイルドは潜在意識と繋がっていると言われ、潜在意識の中にある無限のリソースを、私たちにもたらしてくれる存在なのです。


三つ子の魂百までということわざにもあるように、幼少期から思春期くらいの多感な時期の記憶や経験は、その後の私たちの人生に大きく影響を与えています。


この時期に置かれた環境(主に両親や先生など身近な大人の対応)次第では、インナーチャイルドは大きく傷つき、潜在意識に誤った価値観を植え付けてしまいます。

そしてインナーチャイルドが傷つき不安定なままだと、潜在意識と繋がっているインナーチャイルドからは、うまく情報を受け取れません。


自分の中に眠る潜在意識を発揮するためにも、インナーチャイルドは重要な役割を担っているのです。